ピーター・デッカー&リナ・ラザラス 第八作
(あらすじ)
妻リナと娘ハンナと平和に暮らしているデッカーが、今一番心配しているのは前妻との間にできた娘シンディ。
彼女の通う大学周辺で連続レイプ事件が発生しているのだ。娘への心配と犯人を捕まえられないニューヨーク市警にいらつくデッカー。
彼は管轄内の高校に通う女生徒がプロムの夜にホテルで殺害された事件を担当することになり、被害者と娘を重ね合わせてしまう。
デッカーは被害者の体内から発見した2種類の証拠をそれぞれ調査しようとするが、強圧的な上司ディヴィッドソンに捜査方針を決められてしまう。
上司の指示で捜査を進めて浮かび上がってきたのは被害者シェリルのボーイフレンド、クリス。
クリスは魅力的な容姿を持つマフィアの首領の息子。穏やかなふるまいと自制心の塊の持ち主でもある。デッカーも上司も彼を犯人だと確信するが、弁護士に護られ、嘘発見器もパスするほどの精神力の持ち主であるクリス。
しかしデッカーが発見したあるものがクリスの自制心を突き崩す・・・。
(コメント)
あらすじは(上)のみ。
クリスはデッカーが発見したあるもののために自白をしますが、自分の捜査に疑問をもったデッカーは上司が黙殺したもう一つの証拠をもとに独自に調査を開始。すると、事件は別の顔をみせてくるのです。
この作品で事件と並行して描かれているのはクリスの恋。彼が自白したのはデッカーが発見したある物によって損害を被るかもしれない恋人を護るため。終盤でクリスの正体が明らかになって恋の結末は苦いものになってしまうけれど、きっと彼の気持ちは本当だったと思います。
ところで、事件を独自に調査するデッカーは、そのために家族と過ごす時間が激減。リナともちょっと口論になってしまったり・・・・そんなデッカーに事件解決後に”ご褒美”をもらっています。
しかし、冒頭からデッカーをいらつかせている連続レイプ事件は解決せず。次作で解決すると、デッカーも心配事が減るのでは。"